明るいおっさんの よもやま話

共働き夫婦・現在保育園に通う二児の父である明るいおっさんが、お金のこと、子育てのこと、マイルやポイントのことなどを、おっさん目線で書き連ねるブログです。サラリーマンの皆様に、ほんのちょっとでも役立つ情報を提供していく所存です。目指せ1年365更新!

ECRS(イクルス)で夫婦円満!日本もHAPPY!

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どうも。更新が暫く滞ってしまいました。

 

さて今日は、私が仕事でも家庭でも意識・利用しているフレームワーク「ECRS(イクルス)」から考える、働き方についての記事です。

 

ECRS(イクルス)とは

ECRSは、以下の四つの単語の頭文字をとったもので、業務改善におけるフレームワーク(考え方の枠組み)の一つです。

 

Eliminate(やめる)

Combine(まとめる)

Rearrange(入れ替える)

Simplify(簡素化する)

 

以前、今の会社で「全社的に会議多すぎ問題(笑)」の対策を行っていたことがあり、その過程でこのフレームワークを知りました。

 

この順番も重要で、改善の効果が大きい順にE>C>R>Sとなるので、アプローチもこの順番で行うことになります。

 

Eliminate(やめる)

一番効果が大きいのが、「やめる」です。

特に会社では、新しい作業が発生するのには敏感な一方で、何をやめるかということには、意識がいかないことが多いです。

 

会社によっては、新しい作業を始めるときは、既存の作業を1つやめないとダメ、という決まりになっているところもあります。それくらい意識的にやらないと、無尽蔵に仕事は増えてしまいます。

 

最近ニュースで、「発車ベルをやめてみる」というものがありましたが、まさにEliminateの実践ですね。

 

我が家では、長男がたまにしか遊ばないおもちゃが散乱し、その度に「片付けなさい!」と言っていました。が、「たまにしか遊ばないおもちゃを、まとめて押入れに突っ込む」という荒療治により、部屋が散らかることも、私や妻が叱ることもなくなりました(笑)

 

Combine(まとめる)

2つの会議を一つにまとめる、提案書のフォーマットを共通化するなど、まとめられるものは探してみると結構出てきます。

我が家では、「家庭全体に紐づく出費は全てこのカードに集約する」と決め、余計な精算の手間が発生しないようにしています。あとは、2人の子供と自分がまとめて風呂に入ることで、お風呂にかかる時間の短縮に努めています(笑)

 

Rearrange(入れ替える)

AとBの作業の順番を入れ替えてみる、会議のアジェンダの順番を入れ替えてみるなど、作業や進行がよりスムーズにいく方法はないか、検討してみましょう。

 

Simplify(簡素化する)

最後は、簡素化です。余計なものを削ぎ落とすことで、余裕時間が生まれたり、コストや工数が削減できたり、といったメリットがあります。

 

共働きとECRS

さて、ここでタイトルに掲げた件です。

以前、妻との会話の中で、こんな発言がありました。

 

  • 妻の会社では、育休を終えて復帰する女性の多くが(本人の希望により)時短前提での復帰である。

  • 経済的なことを考えたら、フルタイムで働けるほうが絶対いいはず。※私の妻はフルタイム

  • 本当に時短じゃないとダメなのか、夫婦で激論した結果とはどうしても思えない。

  • 男性は、昔に比べれば育児参加は増えたものの、育児に関して“何かあったら折れるのは妻”という昭和マインドでいるのではないか。

  • 女性は、"(夫の協力を得られないため)時短じゃないと家庭が回らない"という前提に立っているのではないか。

  • それ故、“フルタイムで働くためには、夫にどういう働き方をしてもらう必要があるか”という議論にまで話が及んでいないのではないか。

あくまで私の妻の意見であって、様々な理由から時短勤務の奥様が多くいらっしゃることは言うに及ばずです。

ただ、大きくは間違っていないだろうと思うのは、経済的観点、リスク分散の観点からは、共働き×フルタイムが優れているであろうということです。

 

にも関わらず、男性は「俺の仕事は減らせない。お迎えなんて無理無理」、女性は「旦那の仕事は減らせないから、私が折れるしかない」と、どこかで思い込み、思考停止してしまっているのではないでしょうか。

 

ECRSはこれからの日本に必須 

 

これからますます労働人口は減り、一人あたりがこなさなければならないタスクは、意識的に減らさなければ増えていく一方です。

 

これはなにも大人に限った話でなく、子供にも当てはまります。

授業でたまにしか使わない参考書も、学校に置きっぱなしにするのはNGという不思議な決まりがあるとのこと。

結果、子供の荷物が多すぎてカバンはパンパン、身体への負担になっているといいます。

 

だからこそ、この仕事はなくせないか、他の仕事とまとめて効率化できないか、順番を変えるともっと早く終わるのではないか、簡素化できるのではないか、そういったことを一人ひとりが主体的に考え、行動に移さなければなりません。

意識的にECRSを回していかないと、大人も子供も、オーバーロードに陥ってしまいます。

 

「これ、やめましょう」は言いづらい? 

特に、自分ではなく、誰かがやろうと言って始めた仕事に「やめましょう」というのは勇気が要ります。

そんなときには、ちょっと遠回りにはなりますが、「あの作業とまとめられませんか?」とか「シンプルにこうするのはどうでしょう?」と提案してもよいですね。

まとめ

私自身、まだまだ効率化しなければならない点、目標に対してもっと頑張らねばならない点は多いです。

 

ですが、幸いなことに、会社全体でも無駄な仕事はなくしていこうという方向性であること、さらに在宅勤務やフレックスといった制度が整っていることもあり、妻とほぼ半々の割合で、お迎えをこなせています。

 

ただ、必ずしもそういった制度がどの企業でも整っているわけではありません。


世のパパさんたちが、私のように妻と半々でお迎え後のタスクを一手に担うのは難しいとは思います。

 

一方で、保育園の送迎をしていると、朝晩ともにママさん方がこなしているご家庭もまだまだ多いのが実情です。

 

「うるせぇ!俺は送りをやってるよ!!それで十分だろ!!」というパパの皆さん、残念ながら、お迎え担当のママのほうがよっぽど大変です。職場でいえば、特定の人や部署に、かなり業務が偏った、いつ不満が噴出してもおかしくない極めて危険な状態です。

 

  • あの会議がなくせたら、週に1回でもお迎えできるのでは?

  • あの仕事とあの仕事、まとめてやれれば、部署としても効率化ができるし、さらにもう1回、お迎えにいくこともできるのでは?

  • パパが週2回お迎えにいければ、奥様、実はフルタイムに戻れるのでは?

  • 奥様の稼ぎが増えれば、家族旅行の回数も増やせるのでは?
    (巡り巡って、自分のお小遣いも増やせるのでは?)

 

ECRSが職場や家庭でもっと浸透していき、会社にとっても家庭にとっても、パパにとってもママにとっても、よりよい環境になっていくといいですね。