明るいおっさんの よもやま話

共働き夫婦・現在保育園に通う二児の父である明るいおっさんが、お金のこと、子育てのこと、マイルやポイントのことなどを、おっさん目線で書き連ねるブログです。サラリーマンの皆様に、ほんのちょっとでも役立つ情報を提供していく所存です。目指せ1年365更新!

社会で大切なことは すべてカタンが教えてくれた

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どうも。

 

さて今日は、私が出会ってかれこれ10年くらい遊び続け、
そして、いつか子どもたちと一緒に遊ぶのを楽しみにしている
ボードゲームの超名作 カタン のご紹介です。

 

社会で大切なことが凝縮されているボードゲーム
といったも過言ではありません。

 

 

カタンとは

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カタンは、権威あるドイツゲーム大賞を受賞した、不朽の名作です。

初版が発売されたのが1995年なので、もう20年以上遊ばれていますね。

カタン島という架空の島を舞台に展開されるボードゲームです。

 

対象年齢・人数

対象年齢としては、理想は小学校の中学年(3年生・4年生)くらいかなと思います。

 

低学年のお子様ですと、場合によってはルールの理解が難しかったり、

そこそこ所要時間がかかるので(1ゲーム1時間くらい)、

集中力がもたないかもしれません。

 

なお対象人数は3人-4人が基本構成ですが、
2人用のルールや、5-6人でのゲームに対応した拡張パックなども
販売されています。

 

カタンのルール

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ゲームのゴールは、開拓地を建てたり(+1点)、
開拓地を都市にアップグレードしたり(+2点)しながら、
いち早く10点を目指すことです。

 

以下、順を追って説明します。

 

まずプレイヤーは、2つのサイコロの目の数の合計値(2~12)と、
森林・丘陵・牧草地・畑・山地・砂漠(数字なし)の絵柄が描かれたタイルに対し、
まずゲーム開始時に2つずつ、自分の開拓地と道を設置します。

ただし開拓地の設置は、自分および他のプレイヤーの開拓地と、
道2つ分 離れていることが条件です。
(隣り合った状態で、開拓地を作ることはできません)

開拓地を設置する順番は、ABCDの4名でプレイする場合、
A→B→C→D→D→C→B→Aという順番になります。公平ですね。

 

そして、順番にサイコロをふっていき、
出た目の合計値のタイルに自分の開拓地があれば、
そこから資源として、森林から木材、丘陵からレンガ、
牧草地から羊毛、畑から小麦、山地からは鉱物を得ることができます。

 

そして、特定のレートで、集めた資源を開発に使うことができます。

 

木材1+レンガ1=開拓地をつなぐ道をつくることができる

木材1+レンガ1+羊毛1+鉱石1=開拓地(+1点)を作ることができる

小麦2+鉱物3=開拓地を都市(+2点)にグレードアップすることができる

羊毛1+小麦1+鉱物1=ゲームを有利に進める発展カードを得ることができる

 

資源のトレード

さらにこのゲームの最大の特徴は、自分のターンで、
他のプレイヤーと資源の交換をができるという点です。

 

たとえば、「開拓地を作りたいんだけど、レンガがない!」というときには
Aさん「木材と交換してくれませんかー」
Bさん「小麦と羊毛くれるなら、いいですよ」といった具合です。

 

さらには、プレイヤー間だけでなく、以下のような交換も可能です。

■4:1というかなり悪いレートにはなるものの、
  同じ種類の資源4つ を、別の資源に交換する(銀行での交換、と言われます)

 

■一般港に自分の開拓地を建てて、
  3:1のややマシなレートで別の資源に交換する

 

■特定の資源だけが交換できる専門港に開拓地を建てて、
  2:1と有利なレートで別の資源に交換する。

※一般港も専門港も、島の外側に位置するので、
 交換においては有利になる一方で、開拓地を建てても、
 資源は手に入りにくいという側面があります。

 

盗賊の存在と資源持ちすぎのペナルティ

このゲームでは2つのサイコロの合計値で進んでいくのですが、
そこで一番出やすいめは…そう、です。(確率にして1/6)

 

7の目が出たときには、盗賊コマを、好きな位置に動かすことができます。
(ゲーム開始時には砂漠に潜んでいる)

 

そしてこの盗賊コマが置かれたタイルは、次回以降で7が出るか、
先述した特殊カードの中にいる騎士カードで追い払わない限り、
資源の供給がストップします。

 

さらに、7が出たときにカードを8枚以上もっているプレイヤーは、
ペナルティとして、カードを捨てなければなりません。

 

捨てる枚数は切り下げなので、
8枚および9枚所持ならば持っていれば4枚捨て、
10枚および11枚所持ならば5枚捨て、といった具合です。

 

特殊カード

ゲームを有利に展開する特殊カードには、以下のラインナップがあります。
なお、もつだけで得点になる得点カードを除いて、1ターンに1枚しか使えません。

 

道カード:道を2本敷設できる
     ※5本以上つながった最長の道をもっているプレーヤーは、
       最長交易路として+2点となります。

 

騎士カード:盗賊を追い払えるうえに、そのタイルに開拓地があるプレイヤーを
                     1人選んで、そのプレイヤーのカードを1枚、ランダムで奪います。
      さらに、3枚使うと最大騎士力で+2点となります。
      (ただし、4枚以上使った人がいれば、その人に最大騎士力は移動します)

 

発見カード:好きな資源2枚を得ることができます

 

独占カード:自らが指定した資源のカードを、
                     他のプレイヤーから根こそぎ強奪できます(笑)

 

得点カード:もっているだけで+1点になるカードです。

 

カタンの魅力

このゲームの最大の魅力は、交渉やかけひきのジレンマです。

 

たとえば資源交換の交渉は、下手すると相手が有利にゲームを進める
手助けになるかもしれず、大胆さと共に慎重さが求められます。

 

一方で、せっかく交渉で集めたカードが、
7の目が出ることでおじゃんになってしまうといったように、
運の要素も大きく関わってきます。

 

さらに、盗賊コマを置いて嫌がらせをすることで、
他のプレイヤーからの恨みを買い、終盤でしっぺ返しを食らってしまい、
全然資源が集まらない、といった場面も起きたりします。

 

なぜカタンで社会が学べるのか

このゲームでは、5つの資源(木材・レンガ・羊毛・小麦・鉱物)の
需要と供給が目まぐるしく入れ替わります。

 

まず、サイコロの目の合計は7に近いほうが出やすく、
7から遠ざかるほど遠いので、どこに最初の開拓地を置くか、が
勝敗に置いて極めて重要になってきます。

 

たとえば、盗賊がいることで特定の資源の供給が著しく低下したり、
逆に同じサイコロの目が何回か続いて、急に供給がだぶついたり、といった具合です。

 

そして、魔の7が出ることによる資産半減リスクが絶えずあるため、
「ここは勝負に出て、強気に資源をホールドだ」
「いや、レートは悪いけど、今のうちに銀行で交換しよう」といった具合に、
常に選択を求められます。

 

あるいは、独占カードが使用されることで、
人為的な木材ショックや鉱物ショックが引き起こされ、
とんでもないレートでの資源交換が始まったりします(笑)

 

戦略を立て、戦術を駆使し、敵と巧みに交渉し、
ときに自らの運を信じながら、勝利に向かってゆく。

 

選択と交渉、人生において避けて通れない要素が、
このゲームにはてんこ盛りなのです。

 

まとめ

発売から20年以上経っても、熱狂的な人気をほこりカタン

家族と、ご友人と盛り上がること請け合いです。

まだやったことないという方は、ぜひプレイしてみてくださいね。